オンライン家庭教師って何?特徴やメリットを対面家庭教師と比較して紹介!
コロナウィルスによる外出自粛により、急激にニーズが高まっている
オンライン指導。
ネットを使って子どもに勉強を教えることができるオンライン家庭教師は、家庭までの移動時間が不要なので教師側にも多数のメリットがあります。
一方で、オンライン家庭教師ならではの注意点があるのも見過ごせません。
これからオンライン家庭教師のアルバイトを始めたいと考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
1.オンライン家庭教師の仕事と特徴
オンライン家庭教師とは、パソコンを通して遠隔地に住んでいる生徒に勉強を教える仕事です。
教師側としては場所を選ばず授業ができるという特徴があります。
自宅はもちろん、パソコンが持っていけ る場所ならどこでも指導が可能です。
使用ツールの特徴
オンライン家庭教師が使用するツールとしてメジャーなのが、
zoomやskypeなどのオンライン会議、オンライン通話アプリです。
オンライン家庭教師として活躍するためには指導する科目の予習だけでなく、これらツールの使い方に慣れておく必要があります。
また、家庭教師会社オリジナルの通信アプリを使う場合もあります。
指導教科の特徴
オンライン家庭教師も対面家庭教師も、基本的には小中高生に5教科の勉強を教えるのは変わりません。
ただしオンライン家庭教師の場合は、勤務場所の制限がないため生徒のリーチも広くなります。
英会話、オフィスソフト、プログラミングなど
5教科以外の得意分野を教えるオンライン家庭教師も存在します。
需要によっては、子どもに限らず、社会人に教えることもあります。
オンライン家庭教師ならではの匿名性
オンライン家庭教師の場合、カメラをオフにすれば生徒の顔は映りません。
また、オンラインでの会話が恥ずかしいという生徒は、通話ではなくチャット形式での指導を望む場合もあります(チャット家庭教師と言います)。
対面家庭教師では考えられないことですが、
生徒の表情や本名、声さえ知らずに指導するタイプのオンライン家庭教師サービスもあるのです。
2.オンライン家庭教師と対面家庭教師はどう違う?
働く場所
対面家庭教師の場合は、基本的に
生徒の自宅まで移動して授業を行います。
稀に自宅以外の場所で指導を希望されることもありますが、教師側が生徒の望む場所まで出向くという面では同じです。
複数の生徒を受け持つ場合は、生徒宅から生徒宅までの移動が必要です。一方オンライン家庭教師は、パソコンがある場所ならどこでも働けます。
複数の生徒を掛け持ちする場合でも、
通信ツールのアドレスを切り替えるだけなのでとても手軽です。
仕事の見つけ方
対面家庭教師の場合、仕事を見つける方法は複数あります。
・求人雑誌から家庭教師派遣センターの求人に応募する
・知人や友人から直接紹介を受ける
・家庭教師掲示板を利用する
・家庭教師仲介サービスに登録する
・大学生協で紹介してもらう
オンライン家庭教師の場合、主に
ネット検索で仕事を探します。
事務所の場所を選ぶ必要のないオンライン家庭教師は、
全国どこからでも応募ができます。
その分、どの求人に応募してよいのか迷うこともあるかもしれません。
オンライン家庭教師は、
会社によってどんなツールを使うのか、
サポート体制はあるのか、
指導方法がビデオ形式かチャット形式かなど様々な違いがあります。
求人内容の詳細をきちんと確認してから、応募することをお勧めします。
なお、プログラミングなど特別なスキルを持っている人は、
スキルマーケット系のサービスでオンライン家庭教師ができることをアピールするという方法もあります。
時給
オンライン家庭教師の時給は
大体1000円~2000円になります。
オンライン家庭教師も対面家庭教師も利用する会社によって時給には差があり、一概にどちらが高いとは言えません。
ただし同じぐらいの時給だったとすれば、
オンライン家庭教師の方が移動時間を節約できる分割のいいバイトと言えるでしょう。
また、生徒の質問に都度答えるだけというタイプのオンライン家庭教師もあります。
スキマ時間に仕事ができるのは便利ですが、この場合は時給がかなり安くなります。
オンライン家庭教師の場合は仕事の形態によって給料体形もかなり変わってくるので、募集要項をよく読んでください。
生徒との距離感
対面家庭教師の場合、生徒の顔・通っている学校・住所と多くの個人情報を知ることになります。
もともと対面家庭教師は近場で生徒を見つけるのが基本です。
そのため、出身学校の後輩や知り合いの子どもを教える機会が多くなり、生徒と共通の話題も見つけやすくなります。
毎週顔を合わせるので、生徒の変化に気が付きやすく、
距離感がとても近くなります。
保護者と顔見知りだったりすると、家庭との信頼関係も築きやすいですね。
一方オンライン家庭教師の場合は、東京に住んでいながら北海道や沖縄の生徒を受け持つことも可能です。
その分生徒の日常生活が想像しづらかったり、その土地の学校事情がよく分からなかったりする場合もあるでしょう。
物理的な距離があるので、
対面授業よりも親しみを育てるのが難しい側面があります。
3.オンライン家庭教師のメリット・デメリット
メリット
移動時間がないので効率的に稼げる
対面家庭教師の場合、交通費が指導料にプラスされて支払われることもあります。
とはいえ、これはあくまでガソリン代や電車代などを払ってもらっているだけ。
移動時間そのものに時給が払われることはほとんどありません。
そのため、あまり移動時間が長いと時給が高くても割に合わないと感じることがあります。
一方オンライン家庭教師の場合は、自宅にいながら指導できるので
移動時間は0。
複数の生徒を受け持つことも、小一時間程度のスキマ時間を生かして働くことも可能です。
空白の時間が少ない分、
効率的に稼ぎやすいのがオンライン家庭教師のメリットです。
住んでいる地域に関係なく仕事を請け負える
住んでいる地域に関係なく仕事を請け負える
自宅周辺にあまり子どもがいないと、生徒を確保しづらいのが対面家庭教師。
かといってあまり遠くの生徒宅に通うのは、時間的に難しいものです。
家庭教師派遣センターが近くにないため、登録できないという人もいるのではないでしょうか。
オンライン家庭教師の場合、住んでいる地域に関係なく家庭教師派遣センターに登録できますし、生徒は全国から探せます。
どんな過疎的な場所に住んでいても、
ネット回線がつながるならオンライン家庭教師の仕事は可能です。
副業にしやすい
オンライン家庭教師は対面家庭教師と違い、外に出て仕事をする必要はありません。
会社から自宅に帰って、数時間だけ家庭教師をするというスタイルでも大丈夫です。
身体への負担も極力少なくて済むので、
ダブルワーク・副業にもぴったりです。
また、周りに副業していることを気づかれにくいので、「副業中は同僚や知り合いに会いたくない」という人にはメリットが大きいでしょう。
デメリット
事前準備が大変
オンライン家庭教師は、zoomやskype、あるいは会社独自のアプリなど
各種ツールの使い方を学ばなければなりません。
さらにオンラインで使うホワイトボードは、マウスやタッチペンで書き込みをする方式です。
手書きとは違い、線がぶれてしまったり、見づらい図になってしまったりする可能性があります。
オンラインでの絵画に慣れていない場合は、事前に完成図を用意しておき、それをカメラに映すなどの工夫が必要です。
生徒との信頼関係を結ぶ努力が必要
対面家庭教師に比べて、生徒との間に物理的な距離があるオンライン家庭教師。
顔が見えない方式で授業をしている場合は、信頼関係を築くのがさらに難しくなります。
ただ、家庭教師の使命は学力向上です。生徒に「この先生分かりやすい」と思ってもらえれば、特別な雑談がなくても信頼関係を構築することは可能でしょう。
自分の部屋を生徒に見られてしまう
教師自身の部屋がカメラに映ってしまうため、生徒に見せて恥ずかしくない背景になっていないか注意する必要があります。
どうしても部屋の中を見せたくない場合は、
グリーンスクリーンを購入してください。
グリーンスクリーンを使うと、写真などと合成して背景を隠すことができます。
おわりに
オンライン家庭教師は、対面家庭教師にはない魅力のアルバイトです。
時間を効率的に使って家庭教師をしたい人は、ぜひ挑戦してみてください。