オンライン家庭教師のやり方・始め方を解説!上手く授業を進めるには

オンライン授業、リモートワークが浸透する昨今のご時勢。 スキマ時間や自身の経験を活かして「オンラインで家庭教師をしてみたい」と考える人もいるのではないでしょうか。 オンライン家庭教師は、パソコンの通信アプリを使って生徒に勉強を教える仕事です。 生徒の自宅に行く必要がなくスキマ時間でも働きやすいのが大きなメリット。 一方で、画面越しの指導には、授業環境を整える上で様々な準備が必要になってきます。 この記事では、オンライン家庭教師のやり方をスタートから詳しく解説していきます。 オンライン家庭教師に応募する前に、ぜひ一度目を通してみてください。

オンライン家庭教師を始める前の準備物

オンライン家庭教師を始める際には、遠隔地と通信できる様々なツール、通信環境が必要になります。 1つ1つ見ていきましょう。

絶対に欠かせないパソコン

オンライン家庭教師をするなら、基本的にパソコンは必要です。 生徒の場合はスマホやタブレットで受講が可能な場合もありますが、家庭教師として指導する側であればできるだけパソコンは用意しておきましょう。 授業の資料を作る場合でも、パソコンの方が便利です。 グラフ作成ソフトなど無料でも使い勝手の良いものがたくさんでていますので、上手に活用してください。 なお、パソコンといっても特別に値段が高いものを用意する必要はありません。 ノートパソコンで充分対応可能です。

安定的な通信環境

オンライン家庭教師を始めるなら、安定した通信回線は必要不可欠です。 有線LANで接続できれば他の機器から電波干渉を受けることがなく、パソコンとルーターの間に障害物があっても速度が落ちません。 ただし有線LANでの接続にはケーブルが必要ですし、ルーター設置位置とパソコンとの間に距離があると配線が難しくなります。 どうしても有線接続ができない場合は無線LANでネットにつないでみて、通信環境が安定しているかどうかを確認してみてください。 もし障害物などの問題で電波が届きにくい場合は、無線LAN中継器を利用して電波を強める方法もあります。

Webカメラ

Webカメラが内蔵されているパソコンの場合は、基本的に用意する必要はありません。 ノートパソコンだとWebカメラ内蔵の物が多いと思います。 ただし、内蔵カメラは位置を柔軟に動かせません。 授業の形態によっては、別途手元を映すWebカメラ(書画カメラ)を用意した方が良いでしょう。

ヘッドセット

スピーカーもマイクもパソコンに標準搭載されていることがほとんどなので、ヘッドセットを用意しなくても通信に問題はないでしょう。 ヘッドセットは必要不可欠なものではありません。 ただオンライン指導には時報に便利なアイテムとなっています。 ヘッドセットならスピーカーが口元に来るように作られているので、音声はよりクリアに相手に伝わりまし、生徒の声も聞きとりやすいです。 また自宅で仕事をするオンライン家庭教師の場合は、ヘッドセットを身に着けることで仕事モードになり、集中力が上がりやすいという利点もあります。

ペンタブレット

共有ホワイトボードなどの書き込みに便利なのがペンタブレットです。 簡単な図などはマウスで書けますが、複雑な記号などはペンタブレットを利用した方が便利でしょう。 ペンタブレットは数千円で購入できますが、指導法や家庭教師会社によっては必須ではありません。 指導していく中で、マウスではやりにくいと感じたタイミングで購入すればよいのではないでしょうか。

Web会議用アプリ、通話アプリ

オンライン家庭教師をする上で使う通信ツールは以下の2種類に分かれます。 ・一般的なWeb会議アプリ ・家庭教師会社独自のアプリ 前者の場合は、zoomやskypeなどの無料アプリを使うのが主流です。 まず事前にアプリをインストールし、アカウントを作っておきます。 有名なソフトならば使い方はネットにたくさん掲載されていますし、参考書籍も出版されているでしょう。 授業本番までに、使い方に慣れておくようにしてください。 後者の独自アプリを使う場合は、家庭教師会社の方で使い方のマニュアルが配布されているはずです。 分からないところがあったら、事前に会社の方に確かめておくことをお勧めします。

オンライン家庭教師で授業をするコツ

オンライン家庭教師は、対面家庭教師と違う面がいくつもあります。 オンライン家庭教師ならではの特徴を捉え、工夫を凝らすことが大切です。

長期目標と短期目標の共有

生徒がオンラン家庭教師を受講するのは、「成績を伸ばしたい」という気持ちがあるからでしょう。 しかし漠然とした目標では頑張りが続かない可能性があります。 授業を始める前に、長期的な目標(例えば「○○高校に合格したい」「医者になりたい」など)と短期的な目標(例えば「次の数学の中間テストで80点をとる」「英語5文系を理解する」など)を一緒に立ててみましょう。

生徒の集中力を絶やさない工夫をする

先生が目の前にいる環境でさぼるのは至難の業ですが、オンライン授業を聞いているふりをするのは割と簡単なのではないでしょうか。 画面の向こうの先生はどうしても遠い存在なので、生徒に集中力を維持させる工夫が必要です。 工夫の一例を紹介します。
・こまめな休憩をはさむ ・授業内容を短いパーツに分けて集中すべき時間を短く区切る ・リアクションを大きくして注意を引き付ける ・生徒が発言する時間を増やす(学んだ内容を自分で解説してもらう、どうしてこのような解き方をしたかを聞くなど)
生徒の年齢が低いほど、集中できる時間は短くなります。 授業時間が無駄にならないように、年齢に合った指導法を考えることが必要です。

授業時間に余裕を持つ

オンライン授業では、生徒の挙動が見えづらくなります。 生徒が理解しているかどうか声をかけたり、生徒がどの点につまづいているのかを質問して理解度を確認していく必要があります。 このような授業の進め方では、生徒が発言する回数が多くなります。 自分の理解度を言葉にするのは、大人でもなかなか難しいものです。 普段意見発表に慣れていない生徒ならなおさらではないでしょうか。 ここで、焦らせるような言動をすれば信頼関係も崩れてしまうでしょう。 生徒の発言には時間がかかるもの、という前提で最初から授業時間に余裕を持足せておくことが大事です。

画面共有機能を使いこなす

Web会議アプリは、画面共有機能が使えるものが多いです。 資料をワードやパワーポイントであらかじめ作成しておいて、授業中に画面を共有しながら生徒に見せる。 これなら、その場でホワイトボードやノートに書き込むよりも効率よく授業を進められます。 画面いっぱいに資料が映るようにすれば、生徒の集中力も高まるのではないでしょうか。

オンラインならではのツールを利用する

オンライン家庭教師は生徒との物理的な距離感があり、対面授業と同じように進めようとするのは無理があります。 そこで、様々なツールを使い、オンラインならではのメリットを活かすことを考えましょう。 例えば、教材の配布にはGoogleドライブやDropBoxのようなファイル共有ツールが利用できます。 宿題を共有ツール上においておけば、生徒の理解度、進捗度をいつでも確認可能です。 オンラインのデータは紙のプリントのようにかさばることもないですし、同じ問題をコピーして何度も解いてもらうことも簡単です。 1回目と2回目で成績がどれだけ伸びたかを確認するにも、データがそのまま残っているオンラインプリントの方が便利です。 ネット上の膨大な情報をリンクという形で紹介できるのもメリットです。 事前に授業の理解を助けるURL、動画などを調べて置くと良いでしょう。

まとめ

オンライン家庭教師のやり方は、対面家庭教師とは違う側面がるのは確かです。 しかし、オンライン家庭教師の特徴をよく知れば、対面家庭教師とは違うメリットを発見できるでしょう。

関連記事

  1. オンライン家庭教師って何?特徴やメリットを対面家庭教師と比較して紹介!

  2. オンライン家庭教師に顔や手元を映すカメラは必要?役割やカメラの種類、選ぶポイントを解説!