オンライン家庭教師に顔や手元を映すカメラは必要?役割やカメラの種類、選ぶポイントを解説!

オンライン家庭教師で生徒と円滑なコミュニケーションを取るには、カメラの存在はとても重要です。 webカメラを使うことで、生徒の顔が遠隔地からでも確認できます。 また手元を書画カメラで映せば、ノート書き取りの様子をリアルタイムで共有できます。 この記事では、オンライン家庭教師とカメラの関係について説明していきます。 「オンライン家庭教師を始めたいけど、カメラは必要なの?」「どんなwebカメラを用意したらいいの?」といった疑問を持っている人は、ぜひ参考にしてください。

そもそもオンライン家庭教師にカメラは必要?

オンライン家庭教師をするのに、カメラは必要なのでしょうか。 これはオンライン家庭教師会社によって違いがあります。 カメラなしで音声のみの指導が可能な所もあるからです。 オンライン家庭教師を始めるにあたって、カメラはそこまで必須アイテムというわけではありません。 またノートパソコンの場合はwebカメラが内蔵されていることが多いので、別途用意する必要がない可能性が高いです。 まずは自分が登録しようとしているオンライン家庭教師会社が、どのような環境設定を求めているのか調べてみましょう。 サポートセンターに「カメラは必要ですか?」と聞いてみるのも良いでしょう。

オンライン家庭教師でのカメラの役割

オンライン家庭教師で、カメラは必ずしも必要というわけではありません。 とはいえ、カメラを用意しておく、あるいは生徒側にカメラがあると指導にとってメリットがあるのは確かです。 オンライン家庭教師を行う上でのカメラの役割について説明します。

言葉で説明しづらい部分を補う

オンライン家庭教師の指導を音声のみで行う場合、すべての内容を言語化して伝える必要があります。 しかし図表やグラフが重要な科目、たくさんの数式が登場する科目は言葉だけで授業を行うのがなかなか難しいものです。 通話アプリの多くは、ホワイトボード等の機能が付いています。 これを利用して言葉にできない部分を説明することもできますが、鉛筆でノートに書くほど綺麗な線が書けないという問題点があります。 パワーポイントやワードであらかじめ資料を作っておき、生徒と共有する方法もあります。 しかし、事前に用意した資料ではとっさの説明に対応できません。 例えば、授業前には想定できなかったポイントで生徒がつまずいた場合などです。 こんな時、手元を映すカメラがあれば、ノートに説明用の図や式を書いて生徒に提示できます。

生徒の理解度を確かめる

生徒側にカメラを付けてもらうのにもメリットがあります。 オンライン家庭教師で指導をするには、遠隔地の生徒とコミュニケーションを行わなければなりません。 対面家庭教師の場合は、生徒と先生の距離は非常に近くなります。 家庭教師は生徒の表情や仕草までよく観察することができます。 難しい問題を解いているときは、生徒の表情はこわばっています。 生徒の手元の動きが止まっていれば問題を解く糸口が見えていないことが分かります。 逆に集中した表情やすらすら動く鉛筆は、生徒が問題を理解している証拠と言えるでしょう。 カメラがあれば、オンライン家庭教師でも生徒の様子を観察することが可能です。 生徒の理解度をカメラの画像から読み取ることで、指導のフィードバックを得ることができるのです。

カメラの種類と使用用途

オンライン家庭教師で使うカメラには、大きく分けて2つの種類があります。

webカメラ

家庭教師や生徒の顔を映す、パソコン画面の正面に設置されたカメラのことです。 ノートパソコンの多くはwebカメラが内蔵されています。 外付けのwebカメラもあり、USBでパソコンに接続できます。 webカメラが内蔵されていないデスクトップパソコンなどは、外付けのwebカメラをつけて対応しましょう。

書画カメラ

書画カメラとは、手元を映すカメラのことです。 スタンドライトのような形をしており、カメラを固定するアームが付属しています。 机の上において使うほか、壁に固定できる商品もあります。 書画カメラは、平面の資料画像を映すことに特化しているカメラです。 webカメラとは別に書画カメラを使うことで、ノートや資料をオンライン上で共有できます。 ライトが付属している製品だと、手元にまんべんなく光を当て影を防げます。 ただし、書画カメラの価格はwebカメラよりも高額な傾向にあります。 さらにオンライン家庭教師会社によっては、アプリの仕様などにより書画カメラを使えないケースもあります。 商品を用意する前に、働く予定のオンライン家庭教師サービスで書画カメラを使った指導が可能かどうか一度確かめることをお勧めします。 書画カメラを使う場面はwebカメラに比べて限定的なので、わざわざ購入するのをためらう場合もあるでしょう。 そんなときはwebカメラやスマートフォンで書画カメラの代用品を作る方法もあります。 クリップスタンドやスマホスタンドを使えば、webカメラ・スマートフォンのカメラでも手元を映すことができます。

スマートフォンをカメラとして使うのは可能?

スマートフォンには、写真や動画撮影のためのレンズが付属しています。 このレンズを利用して、スマートフォンをwebカメラの代わりに使うこともできます。 これには ・スマホのカメラをそのまま通話アプリのカメラとして使うという方法 ・webカメラのためのアプリを入れて使用する方法 の2通りがあります。 後者の方法はアプリ側とPC側両方で接続設定を行う必要があるので、すこし手間がかかります。 その分ピントが綺麗に合い、手元を映す書画カメラ代用としての使い勝手は良くなります。 スマホをカメラ代わりに使えれば、新しい機材を買わなくてよいですし、wi-fi接続対応の物ならケーブル無しでwebカメラをセッティングできるというメリットがあります。 対して、アプリとパソコンの相性が良くない、指導中はスマホ操作ができなくなるというデメリットも生じます。

カメラの選び方

オンライン家庭教師のために、カメラを用意するならどのような観点から製品を選べば良いのでしょうか。 今回は3つのポイントを紹介します。

性能

オンライン家庭教師で顔の表情を送受信するだけなら、高機能のwebカメラは必要ないと思われます。 大人数を映すわけではないので画角(カメラが映すことができる範囲)が広い商品を選ぶ必要もありません。 動画の質を表す単位には、画素があります。 画素数が高いほど細かくきれいな動画が映せます。 一方で、高すぎる画素を持つ動画はサイズが重たくなり、回線に負担をかけるというデメリットもあります。 Webカメラは基本的に100万~200万画素程度あれば表情を伝えることができます。 ただし、webカメラを書画カメラの代用に使いたいなら画素数は200万以上が1つの目安になります。 画質を表すには、画素数以外に解析度という視点もあります。 書画カメラを選ぶ場合は、解析度HD720以上の物が適しています。 A3など大きな資料も映すことができるのかどうかも比較ポイントになります。

価格

外付けのwebカメラの価格帯は非常に広く、数千円で手に入る物から10万円のものまであります。 書画カメラは、webカメラよりも比較的高く、安くても1万円円前後と考えてください。 価格と性能の良さは大体比例しますので、過不足ない性能でできるだけ安い機種を探しましょう。

付加機能

webカメラにはマイク内蔵の商品もありますが、ヘッドセットを用意する予定ならマイクの有無にこだわる必要もないでしょう。 ヘッドセットは生徒の声がしっかり聞こえる上、口元にマイクが来るので自分の声も伝えやすいです。 その他見守りや監視を目的とするwebカメラには夜間モードが付加されていることがありますが、オンライン家庭教師の指導で使うならこのような付加機能はいりません。 シンプルなものを選べばよいでしょう。 書画カメラには、以下のような様々な機能が付いたものがあります。
・手元を映すライト機能 ・ズーム機能 ・映した資料をパソコンに取り込めるスキャン機能(OCR機能) ・オートフォーカス機能 ・ホワイトボード一体機能
どれもオンライン授業には便利な機能ですが、価格とのバランスを考えて最適なものを選ぶようにしましょう。

さいごに

オンライン家庭教師にカメラは必須というわけではありません。 ただ、使いこなせば指導の大きな助けになるアイテムではあります。 家庭教師会社によってはカメラを使わないところもあるので、働き出す前に必要かどうかよく確かめてください。

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