【中学受験】偏差値の真実!わが子の立ち位置を知り、合格を掴むための完全ガイド|大学受験エリート

【中学受験】偏差値の真実!わが子の立ち位置を知り、合格を掴むための完全ガイド

はじめに

こんにちは!中学受験を控えるお子さんをお持ちの保護者の皆さん、これから中学受験どうしようと考えている保護者の皆さん、毎日お疲れ様です!お子さんの受験のことを考えると、ついつい「偏差値」という言葉が頭をよぎりませんか? 「うちの子の偏差値は今どのくらいなんだろう?」「志望校の偏差値には全然足りない…どうしよう?」 そんな風に考えている保護者の方も多いかもしれませんね。

でも大丈夫!偏差値は、お子さんの現時点での学力を知るための大切な指標の一つではありますが、それだけが全てではありません。今回は、中学受験における偏差値の基本的な知識を、保護者の皆さんにも分かりやすく丁寧にお伝えしていきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

偏差値とは?受験生の相対的な位置づけと重要性

まず、「偏差値」って一体何なのでしょうか?自分たちも昔から「偏差値、偏差値」と指標にしていたものの、ちゃんと説明することは難しいですよね。簡単に言うと、模試を受けた集団の中で、お子さんの成績がどのくらいの位置にいるのかを示した数値のことです。よく「偏差値50が平均」と言われますが、これは、模試を受けた人たちの平均点を偏差値50として、そこからどれくらい点数が離れているかを表しているんです。

例えば、国語と算数で同じ80点を取ったとしても、偏差値が違うことがあります。これは、問題の難しさによって平均点が異なるため。偏差値を見ることで、お子さんの実力を他の受験生と比較して、相対的に把握することができるんですね。

中学受験においては、志望校を選ぶ際の重要な目安となりますし、お子さんの学習の進捗状況を確認する上でも役立ちます。

偏差値の算出方法と解釈の仕方

偏差値は、以下の計算式で算出されます(ちょっと難しいかもしれませんが、参考程度に見てみてくださいね)。

偏差値 = 50 + 10 × (お子さんの得点 - 平均点) ÷ 標準偏差

ちょっと難しく感じますよね。大丈夫です!この計算を私たち保護者が毎回する必要はありません。重要なのは、平均点より高い点数を取れば偏差値は50より高くなり、平均点より低い点数を取れば偏差値は50より低くなるということです。そして、偏差値の数値が高いほど、その集団の中で上位にいるということなんですね。

偏差値は、お子さんの強みや弱みを分析するのにも役立ちます。例えば、算数の偏差値が高く、国語の偏差値が低い場合、「うちの子は算数が得意だけど、国語はもう少し頑張る必要がありそうだな」といった分析ができるわけです。

偏差値50はどんなレベル?中学受験における立ち位置

「偏差値50って平均レベルなの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、ここで注意しておきたいのは、中学受験をする小学生の集団は、全国の小学生全体で見ると学力上位の子どもたちが集まっているという点です。

つまり、中学受験における偏差値50は、決して「平均レベル」という意味ではないんです!ある情報によると、中学受験での偏差値50は、高校受験の偏差値で言うと60以上に相当するとも言われています。偏差値50の学校の進学先には、難関大学が多く含まれることもあるそうですよ。ですから、もしお子さんの偏差値が50前後だったとしても、「うちの子は平均くらいかな…」と心配する必要は全くありません。むしろ、とても優秀だと言えるんです。

偏差値の種類と模試ごとの違い

中学受験において、模試は自分の学力を客観的に把握し、志望校の合格可能性を判断する上でとても重要です。しかし、上記でお伝えしたように模試の種類によって難易度や受験者層が異なるため、結果を比較する際には注意が必要です。

難関校~最難関を目指すなら:SAPIX(サピックス)の模試

難易度:非常に高いことで知られています。特に、思考力や記述力を問われる問題が多く出題される傾向があります。

受験者層:主に最難関校を目指す学力レベルの高い受験生が多いのが特徴です。

偏差値については、受験者層のレベルが高いため、他の模試に比べて偏差値が低く出る傾向があります。一般的に、他の模試よりも5~15程度低く出ると言われています。このため結果の受け止め方は慎重になっていただく必要があります。

中堅校~難関校を目指すなら:日能研・四谷大塚の模試

難易度:中学受験の模試の中では標準的なレベルと言われています。幅広い知識と応用力が必要とされる問題が出題されます。

受験者層:中堅校から難関校を目指す幅広い層の受験生が受験します。受験者数が最も多い模試としても知られています。

偏差値の数値については、SAPIXの模試よりは高く、首都圏模試よりは低く出る傾向にあります。

下位校~中堅校を目指すなら:首都圏模試センターの模試(首都圏模試)

難易度:比較的易しいレベルであると言われています。基礎学力の定着度を確認するのに適しています。

受験者層:主に中堅校を志望する受験生に適しており、小規模塾や個別指導塾、家庭教師で中学受験を目指す方が受験することが多いかもしれません。

偏差値については、すべての塾生が積極的に受ける試験ではないため、他の模試よりも高めに出る傾向があります。また、結果を見る際には、この点を慎重に見て、判断する必要があります。

このように、志望校のレベルによって、より適した模試が存在します。自分の目標とする学校のレベルに合わせて模試を選び、結果を分析することで、効果的な受験対策を進めることができます。また、同じ受験生の中でどれくらいの位置かを測るためには、同じ模試を継続して受けることが推奨されています。

模試によっては、「80%偏差値」や「50%偏差値」といった合格可能性を示す偏差値が記載されていることもあります。これは、過去のデータから、その偏差値を取った受験生の合格率を示したものです。志望校の合格可能性を判断する際の参考にすることができますが、あくまで目安として捉え、一喜一憂しすぎないように注意しましょう。志望校に合格するかどうかは、受験当日の環境や本人の体調にも左右されるものですからね。

塾や会員ではない一般向けの中学受験模試の紹介

一般の受験生が申し込んで受験することができる模試をご紹介します。模試の難易度は、サピックスオープンが一番難易度が高く、四谷大塚合不合、日能研公開模試、首都圏統一模試の順となっています。

首都圏模試センター主催の模試

・合判模試:小学4・5・6年生対象、年間で4年生1回、5年生5回、6年生6回実施

・難関合格スキル模試:5・6年生対象、難関校志望者向け

・適性検査模試:5・6年生対象、公立中高一貫校や総合型入試対策用

※首都圏模試センターの詳細についてはコチラ(外部サイトへ移動します。)

日能研主催の全国公開模試

・実力判定テスト:4・5・6年生対象

・志望校選定テスト:6年生対象

・志望校判定テスト

・合格判定テスト

※日能研主催の全国公開模試の詳細についてはコチラ(外部サイトへ移動します。)

四谷大塚主催の模試

・合不合判定テスト

・公立中高一貫校対策実力判定テスト

※四谷大塚主催の全国公開模試の詳細についてはコチラ(外部サイトへ移動します。)

SAPIX主催の模試

・サピックスオープン:難関校志望者向け

※サピックス主催の全国公開模試の詳細についてはコチラ(外部サイトへ移動します。)

受験生の学力レベルや志望校に応じて選択してくださいね。また、1年間で開催日が決まっています。見逃さないように早い段階でチェックしておきましょう。

まとめ

今回の記事では、中学受験における偏差値の基本的な知識として、その意味や算出方法、レベル、そして模試ごとの違いについて解説しました。偏差値は、お子さんの学力を客観的に知るための大切な指標の一つです。一年間に受けられる試験には限りがあるので、無理のない範囲で、試験慣れしながら、結果の分析をすることが大切です。ただ、偏差値はあくまでも指標なので、そこに固執せず、苦手な問題を克服できた、小さな計算ミスが減った等お子さんの成長を見てあげてくださいね。

偏差値を上手に活用しながら、お子さんの志望校合格に向けて、一緒に歩んでいきましょう!もし偏差値が伸び悩んでいると感じても、焦らずに、基礎をしっかり固めること、間違えた問題を徹底的に解き直し、復習することが大切です。そして何より、お子さんの心のケアを忘れずに行ってあげてくださいね。

これで偏差値に対する基本的な知識はバッチリですね!次回の模試の結果が返ってきたら、今回の内容を思い出して、冷静に分析してみてくださいね。お子さんの頑張りを信じて、一緒に中学受験を乗り切りましょう!

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